エインシャント・ピークス オイスター・リッジ(カベルネブレンド)
テースティング・パネル94ポイント(2019ヴィンテージ)
自社畑100%で作られたこのワインは、厳しいサステイナブル農法の基準をクリアした畑にのみ与えられるSIP規格の資格証明を取得し、単なる無農薬農法を超えて、地域や自然との持続可能な共存を目指したブドウ製法を採用しています。
中でもオイスターリッジはエインシャント・ピークスのラインアップの頂点に立つ限定品のカベルネブレンドで、その年の最高のブドウと贅沢な醸造方法が採用されています。
フレンチオーク樽95%、アメリカンオーク5%、新樽を85%使用し23ヶ月間熟成。
今でこそ、カリフォルニアのカベルネといえば、ナパの「骨太、超凝縮、高アルコール」に代表される「マッチョ・ワイン」が主流となっていますが、80年代まではフランス嗜好に近い「エレガント、フェミニン、低アルコール」ワインを作っていました。
そしてこのワインは、そんな昔のナパのカベルネを彷彿させるエレガントなワインです。カベルネ品種独特の、黒い果実の凝縮感を有しながらも、タッチは飽くまで優しげ。加えて、ボルドー右岸を思い起こさせる 赤い果実や(レッド・キュラント、レッド・チェリー)や、スパイス(アニス)、ココア、バニラなどが加味された、素敵な一品です。
香りはブルーベリー、カシス、ミント、林床(Forest Floor)にトーストしたオークの樽感が著しく複雑に絡み合います。味はブラックベリー、ボイセンベリー、ブラックオリーブ、チョコレート、タバコ、スギなどのどっしりとした質感が絶え間なく続きます。
口当たりは新オーク樽の甘美さにより幅広く、豪華。生き生きとした酸味に長く続くタンニンが非の打ちどころのないバランスを生み、奥深いフィニッシュへと導きます。
飲む1時間前にデカンタするか、コルクを抜いてそのままにしておくと、タンニンがこなれ、味わいが広がります。そのまま室温でワインだけ頂いても、肉料理とマリアージュしても、きっと満足されるでしょう。数年保存するとさらなる進化が楽しめます。
フルボディー
ブドウ品種 |
80%カベルネ・ソービニョン |
ブドウ生産地 |
サンタ・マルガリータ・ランチ AVA |
単一畑 |
自社畑 |
アルコール度数 |
14.5% |
果実味 |
ブラックベリー、ボイセンベリー、ブラックオリーブ、チョコレート |
甘味 |
辛口 |
酸味 |
中プラス |